FXの取引をする前にルールをつくろう
FXで成功したという眉唾ものの話はネット上でごろごろしているものの、多くの挫折者がいることはあまり知られていませんね。では、FXは失敗することが多い危険な投資なのでしょうか?
決してそのようなことはありません。失敗する多くの人は、FXトレーダーが持つべきしっかりとした心得を知らなかったかまたは無視したゆえにそのような結末になってしまうことが多いのです。では、幾つか初心者トレーダーが押さえておくべき心得を考えてみましょう。
まず大切な点のひとつは、自分のルールをつくると言う点です。もちろん、どのようなルールをつくればよいかについては最初はわからないかもしれませんので、トレーダーのブログ等を参考にして実践してみたり、テクニカル分析を勉強してみてピンときた指標を試してみたりして、損切りを念頭において自分のルールをつくってみること。
FX取引は実に人間心理が如実に表れるものです。たとえば、ポジションを持った状態で自分の普段の仕事を行っていてもまったく気にならない人もいれば、気になりすぎていつもパソコンをチェックしたり、モバイルで相場の動向を気にしてしまう人もいることでしょう。
しかし、それでは精神的に疲れてしまい、本職にも支障をきたすというものです。ですから、FX取引の方法と言うのは誰かにぴったりくるものが、自分にも合うとは限らないのです。
もう一つ、ルールを守る大事な点は、人はつい貪欲になってしまう傾向があると言う点です。FX取引に少し慣れてくると、「もう少し大きいレバレッジでやっていればこの倍は儲かった」と考えてしまうことがあるかもしれません。
または、デイトレードなどはしっかりとしたルールに従って行う必要があるのですが、それを越えたトレードをしたり、レバレッジを大きくして損失をカバーしようとしたりしてしまいがちなのです。
これは人間の心理としてよく理解できる行動であるのですが、FXはそれが上手に運んでいくほど簡単なものではありません。直感での成り行きの注文をしてうまくいくことはほとんど無いと言ってもよいでしょう。
ですから、自分の中でしっかりとルールを決めて、それをとにかく守って行くことがFXの取引の鉄則であることを覚えておいてください。そうすることで、初心者の陥りやすい落とし穴を避けることができます。
しかし、いくら気をつけてはいても損失がでたときなどは、ルールをつい破ってしまいがちなものです。そこで次のFXの心得としてその点をお伝えします。