順張りか逆張りか?
為替相場やFXのトレードに於いて、順張りとは上昇しているレートがもっと上昇することを狙う投資スタイルです。一方、逆張りは下落しているレートが反転して上昇に転じるタイミングを狙う投資スタイルです。
そして、順張りも逆張りも買いのロングポジションだけではありません。
ショートポジションに於いても、順張りと逆張りはあります。つまり、ショートポジションに於ける順張りとは、下落しているレートが更に下落することを狙うトレードと言えます。
逆張りとは?
また、ショートポジションに於ける逆張りとは、上昇しているレートが天井を付けて下落トレンドに転換するポイントを狙う戦略です。
一般的に順張りと逆張りを比べた場合順張りの方がFX中上級者向けで、逆張りの方がFX初心者向けと言えます。
順張りの場合は、投資するタイミングが非常に重要になります。つまり、順張りの対象になる通貨や対象になる局面は人気が付いた注目された局面です。
従って、投資判断を早く下さないとレートが上昇してしまう可能性があります。
一方、逆張りの狙い目はずっと上昇を続けてきたレートの相場が終わりに差し掛かり、横這い相場を続けた後に下落する場合が多いのです。
従って、逆張りの方が順張りに比べて、相場をゆっくり判断する時間があると言えます。
その為、FX初心者に最適な待ち伏せ買いや待ち伏せ売りの戦略は、逆張りに適した戦略と言えます。
また、順張りと逆張りは投資期間によって選択されることがあります。つまり、超短期売買や短期売買のスキャルピングトレードやデイトレードの場合は、殆どのトレードが順張りとなります。
只、超短期売買のスキャルピングトレードやデイトレードの場合にも、小さな逆張りのタイミングを狙う戦略が存在することも事実です。つまり、逆張りの高速回転です。
一方、逆張りの場合は、中長期投資に於いて使われる場合が多い訳です。
上昇を続けたレートがピークを付けて下がり始めてからショートを振るのは、典型的なショートの逆張り戦略です。
また、下落を続けたレートがボトムをつけ、横這い相場から反転のタイミングを探るのが典型的なロングの逆張り戦略です。従って、これらの典型的な逆張り戦略は待ち伏せ戦略でもありますから、短期売買よりも中長期の売買に向いた戦略と言えるのです。
また、バイナリーオプションに於いても仮に1時間後のレートを予想する場合に、現在のレートよりも上なのか下なのかを判断するのはチャートが順なのか逆に転換するのかを考える場合が多いのです。その様なチャートの転換ポイントに成りそうなレートを境目にして、バイナリーオプションの条件が設定されているからです。