FX初心者入門

FXにおけるトレードとトレーダーの心理

為替市場やFX市場・株式市場でトレードを行うトレーダーの心理は複雑です。また、FX初心者・株式ネットトレード初心者の心理も同様です。

プロのトレーダーやディーラーに言わせるとポジションを持っていない時は相場は百発百中でいくらでも儲かる気がしますが、ポジションを持った途端に相場が解らなくなると言います。

また、どんなにキャリアを積んだプロのベテラントレーダーやディーラーでも、ロングのポジションを持つと売りたくなりショートのポジションを持つと買い戻したくなります。

 

つまり、早く結果を出したくなる訳です。


特に、ロングポジションやショートポジションで含み利益が大きくなってきた時は、その様な心理が強くなります。

一方、FX初心者や株式ネットトレード初心者の心理も同様です。例えば、FX初心者や株式ネットトレード初心者がデモ取引を試したとします。

初めてのデモ取引は非常に気分良く行われ、大きく利益確定したとします。そこで、喜び勇んでリアル取引に臨むと、パフォーマンスは散々な結果に終わったりするのです。

これらのプロのベテラントレーダーやディーラーとFX初心者や株式ネットトレード初心者の心理に共通するのは人間の「欲望」です。

 

つまり、人間の「欲望」がプロのベテラントレーダーやディーラーとFX初心者や株式ネットトレード初心者の相場観と相場勘を狂わせている訳です。


オリンピックの水泳選手がオリンピック本番では、自己記録に遠く及ばない記録で予選敗退するのと同じ構図です。オリンピックでは無欲の伏兵選手が優勝をさらうことが多いのはその為です。

従って、相場に於いても「欲望」がプレッシャーになって、売買の判断を狂わせてしまう訳です。それが酷くなると、プロゴルファーが罹るゴルフのイップス病の様な症状が表れます。

ゴルフのイップス病は、パットを打つ時にプレッシャーから手が動かなくなる心理的な症状です。

 

相場に於いては売買注文を出そうと画面に入力まではしますが、発注ボタンを何故か押せなくなります。


プロのベテラントレーダーやディーラーが時たま罹る病気です。この様な症状や人間の「欲望」を克服するには、ルールを決めることが最も効果を発揮します。

 

つまり、相場に於いては、新規のロングの買い基準や新規のショートの売り基準を明確にすることです。


そして、何パーセントのプラスで利益確定し何パーセントのマイナスでロスカットするのかをしっかりルールで決めれば良いのです。最近の機関投資家やヘッジファンドはこの様な売買ルールが逆に多く成り過ぎている感じですが。

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