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スキャルピング

スキャルピングとは?

スキャルピングはFXでも株でも時折使われる方法ですが、デイトレードよりももっと短時間での売買のトレードをする方法です。

たとえば、1ドル81円45銭であるときにすぐに成り行き注文で購入をするとします。そのときの売りレートは81円44.2銭です。もちろん、スプレッドはFX会社によって異なりますので、時には81円43銭など2銭のスプレッドになっている場合もあります。

いずれにしても、その瞬時においてはすでにマイナスになっているわけです。しかし、それがほんの2,3銭変わっていくだけで利益は発生してきます。

スキャルピングのトレード例

上図の例えで言えば、81円45銭3万ドル分を買った場合、売りのレートが81円47銭になったならば、そこでは2銭×30,000=600円の利益が発生するわけです。

このような微々たるものに見えますが、そのようなわずかなレートの差ですぐに取引をしていく方法をスキャルピングと呼びます。

当然ながら、一度の取引の利益が600円ならばリスクを考えても断然割に合わない取引となるわけです。

ただし、これが30万ドルとなれば瞬時に6,000円の利益、50万ドルなら15,000円の利益となり、なるほど魅力的な利益が生まれてくるわけです。実際、FXの最大レバレッジは25倍なので50万ドルの取引をしようとすると200万円程入金すれば可能になります。

スキャルピング必勝法

一方向に一方的に動く相場ではスキャルピングは適しません。

プラス方向に動いているのならポジションを持ち続け、利益を伸ばした方が効率がいいですし、マイナスの方向に動いているのなら早急に損切りしないと薄利決済しているのに大損失を受けてしまいます。

ではどういう相場に適しているのか?

それは、ボラティリティーの低い相場レンジ相場です。

この日のポンド/円は、約80銭程の間を行ったり来たりしています。こういったある一定のレートの間を行き来する相場をレンジ相場と言います。

この相場では、127.70円付近でロスカット幅を1円程のレバレッジでポジションを持ち、2~5銭程度で決済していくことによって、かなりの利益を積み上げることが出来ます。

注意しなければならないのは、レンジ相場から抜けた時です。プラスの方向に抜けた時は、指値が入れられているでしょうから決済されていると思いますが、マイナスの方向に動いた時は含み損が増大していくので、ストップを入れておく必要があります。

こういった場合、

例えば

127.70円からショート(売り注文)で仕掛けたとします

リミット(利食い)を5銭 ストップ(損切り)をレンジを上抜けしたところの128円である30銭とすると、

6勝で損益なし 7勝以上で利益確定する訳です

レンジ相場を抜けるまでこのトレードを繰り返すことにより7勝以上はすべて利益になり、大損することもありません

早めにレンジ相場から抜け出し、損した場合は素直に負けを認めて一息つくことも必要です。

こういったスキャルピングに必要な口座の要素は、ズバリスプレッドの狭さです。お勧めの口座はこちらで紹介しています。

その他のトレード方法については下記を参考にしてください。

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