経済指標

スコットランドの独立問題

下半期はスコットランドの独立問題等もあり米ドル/円でもかなりの上下をしています。日本の景気回復・アメリカの景気回復の兆しを見せている昨今では米ドル高ベースで為替相場は進んでいますがリーマンショック前の状態にはまだまだ遠く、そこまで戻ることもまずないと編集部では考えています。

リーマンショック意向の円高の中で中国の経済発展も著しく、世界の経済のリーダーが取って代わりつつあるのですでにアメリカ主導の為替相場ではなくなっています。しかしながら中国の為替操作や経済リーダーとしての中国の自覚の欠如などがリスクになり、現在でも米ドル主導で動いている状態です。

さて、スコットランド独立運動ではポンドが米ドルに対して売られ更なる米ドル高へと発展しましたが、独立反対決議が出た後の戻りは少なかったようです。編集部ではポンドを大量に持つ富裕層が、スコットランド独立によってポンド安が起きるのを嫌って米ドル買いをした後に、独立反対決議によって利益確定戻し(米ドル上昇によりポンドを買い戻すことによって得る為替差益)が起きると予想していたのですが起きなかったですね。読みがまだまだです。

しかしながらその後のアメリカ経済指標の悪化により円高に。スコットランド独立反対決議後の読みは外れてしまいましたが、結果的にはアメリカ経済指標の悪化により円高になりましたので米ドル売りで正解だったようです。為替の奥は深いですね。

編集部の希望としては11月末に米ドル建ての金融商品の支払があるのでそれまでは円高で推移してくれれば支払が少なく済んでありがたい。その後は米ドル建て資産の含み益を増やす為に米ドル高で推移してくれれば嬉しいなと勝手な希望を抱いて居ります。

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