意外と簡単!アルファード(30系)のドライブレコーダー(コムテックZDR-015)の取り付け

私は30系のアルファードハイブリッドに乗っていますが、20系のアルファードハイブリッドから乗り換えた際に、ドライブレコーダーを外し忘れた為に今まで付けずにいました。

しかしここ最近また煽り運転のニュースが頻繁に報道され、ドラレコが大活躍しているようなので取り付けることにしました。

どのドライブレコーダーがいいのか吟味したところ、

  • なるべく価格が安い
  • どうせなら前後記録できるもの
  • 駐車監視モードのあるもの

以上の条件に当てはまったのが、コムテックのZDR-015でした。価格.comでも1番人気でしたので、2ヶ月の入荷待ち(2019年1月現在)でしたが、Tポイントも貯まっていたのでヤフーショッピングで購入し、到着までに取付け方法などをしっかり調査して万全の体制を整えたので、以外に簡単に取り付けることが出来ました。

取り付け方を調査する際に、30系のアルファードのZDR-015の取り付け(駐車監視モード対応配線HDROP-09利用)では、配線の調査は苦労しました。なので一括してこのサイトで参考に出来るように記事を書きました。

30系アルファードハイブリッドにコムテックのZDR-015(駐車監視モード対応配線HDROP-09利用)を取り付ける為の完全マニュアル

準備しておくもの

いざ取り付けとなると、車も動かせなくなりますし、準備をしっかりしておけば数時間で取付けは完了します。もちろん私の場合は手探りの部分もあるので、買い足しなどもあって2,3日掛かりましたが・・・

まずZDR-015の本体が必要です。前述のように入荷待ちが続いている状況(2019年1月現在)ですので、価格の安いものを早めに購入しておきましょう。

私の場合は、ヤフープレミアム会員でヤフーカードを利用している(ヤフーカードに変えました)ので、ヤフーショッピングでのポイント倍率が最低でも12倍(金額の12%ポイント還元)になり、5の付く日だと17,18倍になったりするので、ヤフーショッピングで購入するようにしています。

次に駐車監視モードを利用したいのなら、専用配線のHDROP-09画必要になります。

4mのもの(規格はこれだけかな?)2,180円でした。アルファードなら助手席側に回して2.5m使うか使わないかくらいなので十分事足ります。

次に内張り剥がしセット。

私は多種揃えておきたかったので、ヤフーショッピングで1,180円で袋月のものを購入しましたが、殆ど1番のツールしか使っていません。使ったのは番号を振っている5種。

ヤフーショッピングで4種380円くらいでもありますし、マイナスドライバーにビニールテープを巻いたものでも代用できますが、内張りを傷つけないよう気を使わない為にも安いので購入しておいた方がいいでしょう。

次に電源取り出し可能な低背ヒューズとギボシ端子。送料が掛からないのならネットの方が安いです。コーナンでも購入できますが、低背ヒューズは1個540円ほど掛かります。

ZDR-015の取付けではHDROP-09の結線する2箇所とアースが1箇所しかないので、付属の結線コネクタを使って結線できるところを色々探しましたが、ヒューズを利用して電源を取るのが一番ズムーズでキレイに仕上がります。常時電源と、アクセサリー電源をとる必要があるので、

  • 0Aの電源取り出し可能な低背ヒューズ(常時電源)
  • 15Aの電源取り出し可能な低背ヒューズ(アクセサリー電源)

の2つの電源取り出し可能な低背ヒューズが必要です。

電源取り出し可能な低背ヒューズは結線部分がギボシ端子になっているものが便利です。それに対してHDROP-09側にギボシ端子のオスをつけるためにギボシ端子も購入しておきましょう。

この作業の最大の難所である『バックドア部分のジャバラに線を通す』という作業で、私の場合化粧箸と壊れた百均で買ったイヤホンを使いました。

箸は細くて丈夫で長い(ジャバラの長さより少し長いくらい)もの、イヤホンのコードは丈夫で長い(ジャバラの長さの倍以上)のものなら代替可能です。そもそもこの作業の最大の難所を『気合で通すんじゃい』という方は必要ありません^^

あと内張りとかを外す際に、クリップなどが付いている内張りもあるので、結構力を入れるところも多く、外れた勢いで金具などで手を怪我したりしがちです。実際私が怪我をしました。

地味に痛いので、軍手も用意しておいたほうがいいですね。

  • ZDR-015の本体
  • HDROP-09(駐車管理モード利用時)
  • 内張り剥がし(あった方が便利)
  • 電源取り出し可能な低背ヒューズ10A
  • 電源取り出し可能な低背ヒューズ15A
  • 電源取り出し可能な低背ヒューズ15A
  • 化粧箸又は代替品
  • 百均のイヤホン又は代替品
  • ギボシ端子 軍手

作業の全体図

ZDR-015は前方カメラにHDROP-09と、前方カメラと後方カメラを繋ぐ線の二本を這わせなければなりません。

前方カメラからHDROP-09と、前方カメラと後方カメラを繋ぐ線をAピラーに向かって這わせていき、上図のAピラーに差し掛かったところでHDROP-09は助手席のキックパネルに向かっては這わせ、前方カメラと後方カメラを繋ぐ線はリアに向かって這わせます。

リアのバックドアまで線を持って来たら、線を中に押し込んでジャバラを通り、リアの窓の上部まで持ってくるという全体図です。配線が終われば、助手席のキックパネル奥のヒューズボックスでHDROP-09を結線して、アースを取って、後は前後カメラを設置するだけです。

作業手順

まずシガライターの電源の方で接続して、本体前後カメラの動作確認はしておきましょう。ここで動作確認しておかないと、最終的に配線完了して繋いだ時に電源が入らなかったら、配線の原因か本体の原因かわからなくなりますので。

それと前後のカメラ位置をまず決めておきましょう。私の場合は線を這わすのに邪魔だから最後に両面テープで固定しました。しかし配線する前に、線をいくら余らせておくかを見るために、位置は決めておかなければいけません。

考えるのが面倒な方は私の固定位置を参考にしてもらってもかまいません。前方カメラは少し下の方になってますが、なるべく真ん中よりで、地デジアンテナが邪魔しない位置で言うとここがベストかなと。

運転の視界の邪魔にもなりません。リアは真ん中の上部で内張りに固定するとなるとここしかありません。

前方カメラの位置から配線していって、AピラーでHDROP-09を助手席キックパネルまで這わせ、前方カメラと後方カメラを繋ぐ線を全て這わせたら、HDROP-09をヒューズボックスで結線。

あとは前後カメラを固定させて線を差し込むだけです。

  • シガライター電源で本体動作確認
  • 前後カメラ位置を決めて配線の余らせる長さを決める
  • 前方カメラの位置から配線する
  • 後方カメラまで配線できたらHDROP-09をヒューズボックスで結線
  • 前後カメラを固定
  • 線を本体に差し込む

作業詳細解説

前方カメラからAピラーまでの配線

前方カメラからAピラーまでの配線をするには、まずはAピラーの取り外しからです。外し方はこちらの動画が参考になります。

前方カメラまでの配線の余裕を取り、前面ガラス上の内張りに線を押し込んでいきます。

この内張りには前面ガラスとの隙間があるので、内張り剥がしのヘラで押し込んでいけば大丈夫です。

バックミラー後ろの3つの配線部分が邪魔になりますが、カバーは下に下げれば隙間が出来るので、配線を押し込みやすくなります。

前方カメラから助手席のAピラーに向かって、HDROP-09前方カメラと後方カメラを繋ぐ線を押し込んでいきます。

Aピラーまできたら、HDROP-09は上の画像のようにAピラーに沿って線を下ろしていきます。

Aピラーと一緒に外したAピラーの窓とダッシューボードの隙間から、HDROP-09をキックパネル間で配線する。

キックパネルは白い枠のネジを手で開ければ取る事が出来ます。白い×の辺りにクリップがあるので、少し力を入れないと取れません。

で、目的のヒューズボックスは、グローブボックス奥にあります。蓋を取らないと開きませんので、赤い矢印の4つのツマミをつまめば取る事が出来ます。また、ヒューズボックス自体にも蓋があるのでそれも取りましょう。

HDROP-09の赤と黄色の線にギボシ端子のオスをつけましょう。ギボシ端子をつけるときはギボシ端子のカバーを先に線に入れてからつけるようにしましょう。

ヒューズボックスは下向きについています。ですので上の画像は助手席にもぐって見上げた時の画像なので、右左逆になっているので注意してください。

ここで用意しておいた電源取り出し可能な低背ヒューズとACC電源と常時電源のヒューズを入れ替えます。入替の際には元のヒューズの文字方向を覚えておいてください。

同じ文字方向に付けないと、線の位置が右左逆になってしまいます。分からなくなった際はこのサイトを見てしっかり確認してください。

入替が出来たら、HDROP-09とギボシ端子で接続します。HDROP-09の常時電源の線は黄色、ACC電源は赤色なので間違わないように接続しましょう。

これでHDROP-09の配線は終わりですが、ヒューズボックスの蓋はヒューズから線が出ているため閉めることは出来ませんので、グローブボックスにでも入れておきましょう。

ここで一度前方カメラの電源が入るかどうか確認をしておけば、後方への配線後の不具合の原因も見つけやすくなりますのでしておきましょう。

Aピラーからバックドアまでの前方カメラと後方カメラを繋ぐ線の配線

前方カメラと後方カメラを繋ぐ線は窓枠に沿って後方に向かって押し込んでいき、そのままバックドアまで押し込みます。

内装剥がしのヘラで線を押し込んでいってもいいですし、押し込むちょっと先の方を予め別のヘラで隙間を空けておくと、スムーズに線を入れ込むことが出来ます。後部まできたらゴムを引っ張れば簡単に線を入れることが出来ます。

このままバックドアの真ん中辺りのジャバラの所まで線を入れ込んでください。

バックドアのジャバラに前方カメラと後方カメラを繋ぐ線を通して配線を完了させる

ここからが最大の難所となります。しっかり準備していれば私ほど難航する事はなく、スムーズに出来るはずです。

まずバックドアの内張りを外しておきましょう。

外し方はこちらの動画が参考になります。

バックドアの内張りは動画の最初に出てくる部分だけ取り外せばOKです。ここを外した時に、ボディー側にクリップが残ってしまった時は、

②の工具があれば、すぐ取る事が出来ます。取ってしまって外した内張りの方にクリップを付けておきましょう。

ここが外せたら、次はジャバラ部分を外します。めくり方、戻し方はこちらの動画が参考になります。

このジャバラに前方カメラと後方カメラを繋ぐ線を通すことが最大のヤマ場です。まずバックドアのジャバラ近くまで埋め込んできた前方カメラと後方カメラを繋ぐ線を、ジャバラまで持っていきます。

ジャバラまで持っていけたら、ジャバラの白いクリップの中を通します。

どちらの場合も、線一本だと押し込む力が弱く、先端がL字なので引っ掛かりやすいので、画像の赤丸部分のように線を二つ折りにして、先端部分と先端より5cmほどずらした部分をビニールテープ、若しくは養生テープなどで巻けば、押し込みやすい強い線・通しやすい先端になります。

ここからジャバラの中を通す訳ですが、通す線の先はL字型になっていますし、ジャバラの中も線の束が通っていてあまりスペースの余裕がありません。

なのでこのまま線を送り込むのは不可能と考え、反対側から何かの線を通し、通した線にくくりつけて反対側から引っ張って通す事にしました。

私の場合は、

  • 百均で買って壊れたイヤホン

を用意して、箸の先にイヤホンの線を巻き付けて、これを反対から通す事にしました。箸自体は硬いので通しやすく、引っ張る時もイヤホンの線だと二本線なので丈夫なのです。

箸を入れ込む前に、ジャバラの右先端を押し下げて、なるべく真っ直ぐな状態になるようにしておけば、途中まではスムーズに入ります。途中どうしてもジャバラの下部に引っ掛かるので、ジャバラの下部を引っ張ったりして引っ掛かりを取りながらイヤホンの線が反対から引っ張れるようになるまで押し込んでください。

無理に押し込むと、中の配線を損傷させたり、ジャバラに穴が開いたりし兼ねませんので注意してください。

箸のセンタが無事通れば、テープを解いてイヤホンの線を引っ張り出して、前方カメラと後方カメラを繋ぐ線に巻いて結びます。

あとはゆっくり引っ張っていって、前方カメラと後方カメラを繋ぐ線を通します。

通し終わったら下の画像のように最後まで前方カメラと後方カメラを繋ぐ線を通していきます。

余った線は、白い枠内の部分にスペースの余裕があるので、束ねてまとめてこのスペースに置いておけばいいでしょう。後はジャバラを元に戻し、内張りを付ければ前方カメラと後方カメラを繋ぐ線の配線は完了です。

後は前後カメラを付属の両面テープで固定し、線を繋げば完成です。

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